Skip to content

QAエンジニアは何を目指すのか

はじめに

この文章は、「QAエンジニアとして何を目指すのか」について考察したものです。 これはあくまで私個人の見解であり、特定の組織の方針を定めるものでも、特定の誰かに考えを押しつける意図もありません。また、この考えが唯一の正解だと主張するものでもありません。

おそらくここに書かれていることは、「パーフェクトQA・パーフェクトスタイル」における「パーフェクトQA」なのではないかと思っています。

プロフェッショナルとして

まず、「プロであること」を大事にしたいと考えています。 プロであることはただ単に給料を貰えるというだけでなく、プロであるという覚悟を持って生きることが肝要です。

エンジニアリングのプロ

エンジニアリングのプロとしての責任と実践をするべきだと考えています。 これは「テスト」でもよいですし、「自動化」や「マネジメント」でもよいでしょう。 あるいは、これらを複合した領域でも構いません。

常にプロとして恥ずかしくない行動をとり、着実な成果を出すことが必要です。

文脈と変化に適応し、学習を続ける

ソフトウェア開発において、文脈と変化に適応することもプロとして必要だと思っています。

ただ単にベストプラクティスを適用するだけでなく、プロジェクトの成熟度、チームのスキルセット、事業のフェーズといったコンテキストや社会・市場の変化への適応ができて、はじめてプロだと考えています。

また、プロとしてそれを実現するために、学習を怠らないことも大切だと考えています。

ドメイン知識とビジネスへの深い理解

単なる手段へのプロ意識だけでなく、担当するプロダクトや業界への深い理解、さらにはビジネスへの洞察も必要不可欠です。

これらの理解があってこそ、プロフェッショナルなQAエンジニアだと考えています。

組織と文化の担い手

QAエンジニアであるためには、自分自身がプロとしてふるまうだけでなく、組織に対しても良い影響を与える必要があると考えています。

強い会社が良い品質を作る

「会社として強くなる」という意識を持ち続けることが私は大切だと思います。 品質保証は特定のロールや特定の部署だけが優秀では成り立たないということを心から理解することが必要だと思います。

そのために、「越境」という動きはもはや適切でないかもしれません。 むしろ、「境界は存在しない」くらいの気持ちで動くのが良いでしょう。

品質文化を醸成する(啓蒙と教育)

品質を大切にする文化を作るために、啓蒙や教育を常にしていく必要があります。 自身が持つ専門知識や品質への考え方を、勉強会や日々のコミュニケーションを通じて積極的にチームや組織に伝播・教育していくことが重要です。

公共の利益のために高い倫理を保ち続ける

QAとして、会社の利益だけを追求するだけでなく、公共の利益のために活動し、高い倫理観を持つべきです。

これは会社の理念や目指す社会像に心から共感し、公共の利益と自社の利益が対立した場合には、積極的にその解決に努める姿勢が求められます。

事業・プロダクトの成功に貢献する

良いプロダクトを出しても、会社として継続できるアウトカムやインパクトがなければ、その価値は持続しません。 この姿勢を忘れてはいけません。

アウトプット-アウトカム-インパクト

QAとしてアウトプットだけに目を向けるのではなく、アウトカムやインパクトも計測して、改善していく必要があります。 QA活動というアウトプットが、顧客の成功というアウトカム、そして事業の成長というインパクトにどう繋がっているのかを常に意識し、その連鎖を最大化すること。 それにより、世界をより良い方向へ導くことこそが、QAの使命であると考えます。

品質を起因とするコストやデリバリーの問題を解決する

品質の問題は根源的だと言われています。 コストやデリバリーと品質は時に対立しますが、これらの対立に対して目を背けずに、建設的に解決することが求められます。

継続的に価値を届け続ける

事業の成功とは、単発のインパクトではなく、価値を継続的に創出し続けることに他なりません。 よりよい価値を継続的に届けることがQAエンジニアには必要なのです。

← Meに戻る